曹洞宗の葬儀

授戒と引導に重きを置く 曹洞宗の葬儀

曹洞宗では、他宗派と同じように、授戒と引導が行われますが、宗派の中でも最もこれらの儀式に重きをおいているとされており、葬儀の際に驚く方も少なくありません。
葬儀の内容は僧侶の考え方などによっても異なりますが、事前に葬儀の流れを理解しておかないと、困惑してしまう可能性があるでしょう。

特に特徴的なのは、葬儀始めて行われる、剃髪です。
僧侶が偈を唱え、剃髪の儀式を行っていくのが一番初めですので、驚く参列者は少なく無いでしょう。
剃髪の儀が執り行われたら、正式に授戒と引導の準備を迎えることとして、次のステップに進んでいきます。

授戒ではいくつかの儀式を行いますが、懺悔文と呼ばれる、故人が生涯で侵した罪を反省する時間、三帰戒文と呼ばれる教えを守り修行者として帰依する事を誓う儀式が行われるでしょう。
他にも僧侶が法性水を用意して、自らの頭に注ぐ儀式、釈迦から故人までの法の系図が記された物を霊前に供える儀式など、非常に特徴的な儀式が続くでしょう。

このように、授戒と引導に関して、非常に様々な儀式を執り行うことが、曹洞宗の葬儀の大きな特徴です。

鼓鈸三通で驚く方も

こちらも、曹洞宗の葬儀ならではの儀式とされているのが、鼓鈸三通(くはつさんつう)です。
この儀式では、太鼓などの仏具を使って音を打ち鳴らしていく儀式で、突然の大きな乙に驚く参列者も少なくありません。
ですがこれは故人を送るための正式な儀式で、一見ポップに感じるかもしれませんが、驚かないようにしましょう。

鼓鈸三通は、告別式を行うための故人が葬儀場に向かった際、火葬場へのお見送りの際と、二回行われます。
いずれも非常にけたたましい音が鳴り響く傾向がありますので、驚かないように、心して臨みましょう。

お焼香は二回行ってください

曹洞宗はこのように、変った儀式が色々とありますが、参列者が忘れてはいけないのが、お焼香です。
曹洞宗の場合、お焼香は二回、一度目は押し頂いて、二度目はそのまま香炉に投じていきましょう。

ただし、参列者が多い場合などはこの限りでは無く、一度だけの焼香をお願いされるケースもありますので、その指示に従って下さい。
基本的に指示が無ければ、二回行うのが曹洞宗の流儀になります。

また、一度目は右手の指で普通にお香を持ちますが、二度目は一度目よりも少量を摘まんで香炉にくべましょう。
あまり大量に持ってしまっても、最後の人の時に困ってしまう可能性がありますので、香炉にくべる際には、しっかりと押し頂くことを大切にしてくべるようにして下さい。

特徴的な儀式が多い点が、曹洞宗の葬儀の特徴ですので、参列の際には慌てないようにしましょう。